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薄毛治療をする病院の皮膚科・育毛クリニック・育毛サロンの大きな違いとは?

2016年12月30日

薄毛治療はお医者さんに相談だ!」という爆笑問題のCMを観たことがあると思います。

でも、お医者さんに相談っていってもどこに行けばいいの…?

そんな風に戸惑った人もいるかもしれません。それもそのはずで、薄毛治療を行う病院にもたくさんの種類があってとてもわかりづらいのです。

ざっと思い浮かぶだけで5つの種類があります。

①大きな病院の皮膚科

②大きな病院の脱毛症外来

③皮膚科クリニックの美容皮膚科

④育毛クリニック

⑤育毛サロン

それぞれの違いと特徴を簡潔に紹介します。

薄毛治療を行う医療機関の違いと特徴

「薄毛の治療を行うために病院に行く」という発想は、実はつい最近できたものです。

そのきっかけとなったのが”プロペシア”という飲む育毛剤が開発されたこと。日本では2005年に発売が開始されました。

この薬には医師の処方箋が必要なため、その役割を皮膚科が担うことになったのです。その結果、皮膚科での薄毛治療が広く活発化しました。

実はまだ始まったばかりの病院での薄毛治療ですが、薄毛治療を行う医療機関はたくさんあります。それぞれの違いや特徴を紹介します。

大きな病院の皮膚科の特徴

 

病院は入院患者のベット数が20以上ある医療機関のことを指します。

入院患者のベット数が19以下であったり、入院施設がない場合は「診療所」や「クリニック」という名称を使います。診療所とクリニックに明確な差はありません。

大きな病院、つまり入院施設があり、ベット数が20以上ある普通の病院の皮膚科も薄毛治療を行っている場合があります。

ですが、確実に薄毛治療をやっているとは限りません。もし薄毛治療のために病院の皮膚科を受診しようとするのなら、やっているかどうか事前に問い合わせた方が確実でしょう。

医師が薄毛を専門にしているわけではないので、薄毛治療といってもプロペシアを処方する程度の薄毛治療になるかもしれません。

 

ただし、薄毛治療とはいっても皮膚疾患の場合は話が別です。

円形脱毛症や脂漏性皮膚炎による薄毛であれば、基本的にどこの病院でも行っているでしょう。

大きな病院の脱毛症外来

病院の中には、脱毛症を専門的に扱う皮膚科の脱毛症外来を設けているところもあります。

ここであれば、薄毛治療を専門に行う医師が、薄毛治療の相談に乗ってくれるでしょう。

ただし、全国的に見ても脱毛症外来がある病院は限られています。

皮膚科クリニックの美容皮膚科

皮膚科の専門医が個人でやっている皮膚科クリニック、または皮膚科診療所を受診する方法もあります。

皮膚科クリニックであれば、専門医が薄毛の相談に乗ってくれるでしょう。

ただし、皮膚科といっても「一般皮膚科」と「美容皮膚科」に分かれていて、薄毛治療は「美容皮膚科」にカテゴライズされます。

美容皮膚科はシミ取りや顔の整形などを行っていますが、その一部として薄毛治療も行っているんですね。

なので、クリニックによっては女性の美容に関する施術は得意でも、薄毛治療は苦手という可能性もあります。

もし近くの皮膚科クリニックを受診する場合は、ホームページを確認したり、クリニックの雰囲気を確認して、薄毛治療をしっかりやってくれそうかどうか判断しましょう。

育毛クリニック

育毛クリニックは育毛に関する専門医が、総合的な薄毛治療を施してくれるクリニックです。

プロペシアの処方を受けることができますし、頭皮に有効成分を注射する「ハーグ療法」なんかもあり、クリニックによって様々な薄毛治療を受けることが可能です。

自毛植毛も医療行為のひとつですが、自毛植毛を専門に行う育毛クリニックもたくさんあります。自毛植毛をやるのなら、医師がたくさんの場数を踏んでいるであろう自毛植毛専門のクリニックがオススメです。

育毛サロン

育毛サロン、増毛サロン、発毛サロンなどと呼ばれる場合がありますが、その定義は曖昧です。

その育毛行為も多岐にわたっていて、サロンによって独自のマッサージをしたり、頭皮にレーザーを照射したり、独自の育毛剤を販売したりしています。

唯一の共通点は「医療行為をしない」ということ。

育毛サロンは今まで紹介してきた場所とは違い、医療機関ではありません。

例えば有名なところではアデランスなんかはそうですね。

アデランスはヘッドスパで頭皮をキレイにしたり、ナローバンドLEDを頭皮に照射したり、育毛剤を使ったり、頭皮マッサージをしてくれたりといった方法で発毛を促します。

これらは医療行為ではありません。頭皮の美容エステのような感じです。

そのため、薬を処方することはできませんし、自毛植毛も行えません。

アデランスは部分的に髪の毛を増やす増毛サービスを行っていますが、これは髪の毛1本1本に人口毛髪を結び付けて増やしたように見せるものであり、自毛植毛とは根本的に違います。

医療行為を行わないのが育毛サロンの大きな特徴です。

薄毛治療にオススメの医療機関

薄毛治療にオススメの医療機関は「病院の脱毛症外来」か「育毛クリニック」です。

病院の皮膚科や皮膚科クリニックは、薄毛の専門医ではないので薄毛治療の知識に乏しい可能性があります。

その点、病院の脱毛症外来や育毛クリニックであれば、訪れる患者は全員薄毛に悩んでいる方ばかり。毎日薄毛と向き合っている分、その知識や経験は信頼に値するでしょう。

育毛サロンは薄毛治療は受けられませんが、ヘッドスパやマッサージは薄毛の予防に有効かもしれません。「増毛」も確実に薄毛を改善できるので、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げるのには有効な方法のひとつです。

 

薄毛治療を行う医療機関とその違いを紹介しました。これらの違いや特徴を踏まえたうえで、自分の住む場所の近くにある医療機関の特徴を調べ、適切な病院・クリニックを受診しましょう。

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