ハゲの雑学

育毛剤・増毛剤・養毛剤・発毛剤の違いとは何だろう?

2015年8月29日

世の中にはいろんな育毛の為のアイテムがあって、その区別もいろいろあります。

その区分がとてもわかりにくい!

増毛剤・養毛剤・育毛剤・発毛剤…この微妙に違う4種類の区別をわかりやすく解説してみます。

増毛剤とは?

増毛剤は髪の毛を生やしたり、薄毛を食い止める効果はまったくありません。髪の毛が増えたように見せかけるのが増毛剤です。

最も有名な増毛剤にミリオンヘアーがあります。黒い粉状の細かな繊維を頭皮にふりかけることで、一時的に薄毛を隠すことが出来ます。

薄毛を隠しボリュームアップ!これが増毛剤の効果ですね。

育毛のために増毛剤をつかっても、まったく効果はないので気を付けましょう。

増毛剤のベストセラー「ミリオンヘアー」の凄い効果とは!?

養毛剤とは?

増毛剤は薄毛を隠すという意味でわかりやすですが、養毛剤・育毛剤・発毛剤の区分はけっこう曖昧な部分が多いです。

養毛剤は”髪の毛に栄養を与えて健やかに保つ”効果があるもの。頭皮環境を健康にする効果はあるかもしれませんが、明確に育毛効果があるわけではありません。

通常、育毛剤は医薬部外品ですが、養毛剤はそれよりも効果が薄いとされる「化粧品」に分類されると言われています。化粧品に分類されている限り、「育毛」「脱毛の予防」「発毛促進」などの表現は、薬事法で使用が禁じられています。

今現在、化粧品に分類される養毛剤は、あまり見かけないような気がします。薬局に行っても置いてあるのは、育毛効果があると表現できる育毛剤ばっかりですね。

薄毛に悩んでいるとしたら、あえて養毛剤を選択するメリットはほとんどないからかもしれません。

育毛剤とは?

育毛剤は普通の育毛剤や育毛トニックが分類されるもの。薬事法的な分類は一般的に「医薬部外品」となります。

その商品説明や宣伝において、「発毛促進」「育毛」「薄毛・脱毛の予防」などの文言は使えますが「発毛効果がある」という表現は薬事法的に使うことが出来ません。

一般的に医薬部外品は医薬品より効果が薄いと言われています。その分、副作用も発生する危険性が低く、薬局以外でも取り扱うことが出来ます。

某有名育毛剤のホームページにあるQ&Aに「○○は発毛効果があるんですか?」という問いがありました。その答えが秀逸。「○○には実験によって確かな育毛効果が認められています」といった表現ばかりで、あたかも髪の毛が生えるという印象を受けます。ですが発毛効果があるのか?という問いに明確に答えておらず、発毛という表現も一度も使われていませんでした。

医薬部外品の宣伝をこうした視点でみてみると面白いかもしれません。

発毛剤とは?

発毛剤の薬事法的な分類は「医薬品」になります。厚生労働省認可のもとに製造販売しなければならないものです。

人体に及ぼす影響が強く、その分副作用がでる危険性も上がります。基本的に薬局でしか取り扱う事が出来ないもので、必ず薬剤師が販売しなければならないものもあります。そんな一部の医薬品は、深夜にアルバイトだけになった薬局では売ってくれません。

医薬品に分類される発毛剤は、商品説明や宣伝で胸を張って「発毛」という表現を使うことが出来ます。

リアップなんて「日本で唯一の発毛剤」とおもいっきり宣伝してますよね。

ただしリアップはAGA(男性型脱毛症)専用の発毛剤で、頭皮環境を整えたりする効果はないようです。

 

まとめ

増毛剤・養毛剤・育毛剤・発毛剤の違いは、その用途や効果、薬事法的な分類によって分けられています。

「養毛剤・育毛剤・発毛剤の区分はけっこう曖昧な部分が多いです」とさきほど記載しましたが、医薬品よりも発毛効果のある医薬部外品も存在するかもしれません。薬事法的に「発毛」と表現できないだけで。

厚生労働省の認可を取得するのは、大企業だったり資金のある企業の方が有利ですからね。同時に、品質が悪い医薬部外品の育毛剤がたくさん発売されているという側面もあるでしょう。

 

なかなか難しい所ですね。

薬事法的な分類に惑わされずに、自分の体質と薄毛の症状にあった育毛剤選ぶのが一番だとおもいます。

 

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