低出力レーザー薄毛治療について

赤色LEDの薄毛治療と低出力レーザー育毛器の違いはなに?

2016年9月15日

led

ひと昔前は全部蛍光灯だったのに、最近はLED照明が普及してきましたね。信号機も街のネオンも、ほとんどLED照明になっちゃってます。

蛍光灯よりも8割も省エネになって、しかも寿命も長いのだから当然かもしれませんね。

そんなLEDを使って薄毛治療をしようという研究が、日本で行われています。薄毛に効果があるといわれているのが、波長の長い赤色LEDです。

そして実際に、一部の育毛クリニックでは薄毛治療の一環として赤色LEDを利用していて、ニュースなどで取り上げられ話題になっています。

 

ですが似たような技術に「低出力レーザー」を使った薄毛治療もあります。こちらも波長の長い赤色の光を利用した薄毛治療器です。

似ているようでちょっと違う、赤色LEDと低出力レーザーの育毛効果について紹介します。

赤色の波長には育毛効果がある!

光の中でも、赤色の波長は620~750nm(ナノメートル)といわれています。この赤い光は、波長の短い青色の光よりもパワーが強いのが特徴。

夕焼けが赤くなるのも、太陽の光が大気を通過している最中に、パワーの弱い青色が無くなり、パワーの強い赤色だけが地表に届くから。

遠赤外線を使った肩こり治療も同じ。もし青色の波長を使ったら、皮膚の表面で弾いてしまいますが、赤色であれば皮膚の奥まで浸透して効果を発揮するのです。

そんな赤色の光は育毛にも最適。

毛母細胞は頭皮の下、2~4mmにあるので、強い力を持つ赤色の光でなければ届かないのです。赤い光が毛母細胞を刺激して、発毛を促す成分が多く分泌され、発毛効果が得られるのです。

 

この赤い波長のパワーを利用しているという点で、赤色LEDと低出力レーザの薄毛治療は同じといっていいと思います。

では両者にはどんな違いがあるのでしょうか?

赤色LEDと低出力レーザーの育毛効果とは?

そもそも赤色LEDを皮膚に照射する治療法は「発光ダイオード療法」とよばれ、低出力レーザーの方は「レーザー療法」と呼ばれていて、まったく違った研究です。

発光ダイオード療法

LDE光に怪我の治癒効果や糖尿病による神経障害の改善、視力回復効果などがあることがあることが判明しました。そしてその発見をきっかけに、LEDの光を使った治療の研究が始まります。

これら一連のLEDを使った治療を「発光ダイオード療法」と呼びます。

そしてこれを薄毛治療に応用したのが、赤色LEDを使った薄毛治療です。ちなみに、なぜLEDの光に驚異的な治癒能力があるのかは、専門家でも意見が分かれていて、いまだです。

赤色LEDを使った薄毛治療で使用する波長は635~638nmといわれています。

低出力レーザー療法

対して「低出力レーザー治療」の歴史は、ダイオード療法よりも遥かに長く、1968年に初めて低出力レーザーが人間の自然治癒能力を高めるという事実が発見されてから、世界中で様々な研究が続けけられています。

低出力レーザーには「コラーゲン新生の促進」「血行促進」「細胞分裂の活性化」「鎮痛作用」などがあり、さまざまな疾患の治療に応用されています。

お肌を若々しく保つ効果もあり、美容のために使われることも多いですね。

研究の歴史が長いので、その分数多くの臨床実験や論文で、その効果が実証されています。

やっぱり低出力レーザーの方が薄毛治療の実績がある!

低出力レーザー育毛器が使用するのは650nmの波長です。この波長の光はアメリカのFDAによって育毛効果が認められています。FDAが行う厳しい検証実験にパスした、薄毛治療として信頼のおける技術なのです。

赤色LEDによる薄毛治療はまだまだ歴史が浅く、臨床データも少ないのが現実。マウスによる実験では、確かに発毛効果は認められたものの、FDAや厚生労働省の認可を受けるには至っていません。

「赤色LEDによる薄毛治療」と「低出力レーザー育毛器による薄毛治療」であれば、今のところ後者の方が確実に発毛効果を得られると思います。

 

もちろん、これから赤色LEDの研究が進めば、また違ってくるでしょうが。

 

それに赤色LEDの薄毛治療は、わざわざ育毛クリニックに行って行うしかありません。低出力レーザー育毛器を1度購入すれば、自宅でずっと使い続けることができます。

育毛クリニックが1度の通院で数万円もかかることを考えれば、レーザー育毛器を購入した方がはるかに経済的だと思います。

 

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