円形脱毛症

円形脱毛症への対策として植毛は有効なの?

2016年2月4日

円形脱毛症の症状が現れると、頭髪が一部分だけが脱毛してしまいます。

この脱毛部分に、髪の毛の生えている所から頭髪を移植できたとしたら、手っ取り早いし効果的ですよね

自毛植毛は自分の毛根にある髪の毛の工場「毛包」を、薄毛の部分に移植する手術です。自毛植毛を行えば、円形脱毛症にも有効な気がしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

円形脱毛症と植毛の関係

まず、結論から申し上げると、円形脱毛症の対策として自毛植毛はあまりお勧めしません。

その理由を申し上げます。

円形脱毛症で脱毛した部分には毛包が残っている

円形脱毛症の発症理由はさまざまですが、主な理由は免疫機能の不具合と言われています。

免疫機能は通常、体内に入ってきたウィルスなどの異物を攻撃して、人体を守る機能を持っています。ですが、その免疫機能が誤作動を起こし、毛根を攻撃してしまう場合があります。これが円形脱毛症の原因。その為、攻撃された頭皮の一部分だけ綺麗に髪が抜けてしまうのです。アレルギー症状と似ていますね。

免疫機能による攻撃で一時的に髪の毛が抜けているだけで、毛根や毛包は健康なままなのです。適切な治療を行えば、必ずふたたび髪の毛が生えてきます。

そんな健康な毛包がある部分に、髪の毛が生えている毛包を移植するのは不適切です。

自毛植毛を行うよりも、ちゃんとした皮膚科で円形脱毛症の治療を行う方がいいでしょう。

自毛植毛は保険適用ではない

自毛植毛は医療保険の適用外です。その費用はすべて自費。移植する髪の毛の本数にもよりますが、最低でも数十万円は必要になります。

対して円形脱毛症はれっきとした病気の治療となるので、医療保険の対象になります。

費用的に見ても、植毛よりも病院で治療した方がオススメです。

皮膚科を受診しよう!!

円形脱毛症の治療として自毛植毛はオススメしません。自毛植毛のクリニックでも、対応していないところが多いです。

自毛植毛は基本的にAGA(男性型脱毛症)の治療で行われるので、円形脱毛症や脂漏性皮膚炎などの薄毛治療にはあまり行わないんですね。

円形脱毛症を治療するには、皮膚科への受診が一番大事です。

皮膚科では「局所免疫法」や「ステロイド局注」など、円形脱毛症に有効とされる様々な治療法を受けることができます。植毛を考えるよりも、まずは適切な治療の方が先でしょう。

 

…ただし、何年も円形脱毛症の治療しても改善の見込みがない場合、特例として植毛が勧められるケースもあるので、そこについても皮膚科の医師と相談した方が良いでしょう。

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