ハゲの雑学

縮毛矯正が抜け毛を引き起こす3つの原因と薄毛にならないための対策

2015年11月15日

くせ毛を真っすぐにする”縮毛矯正”はハゲや抜け毛の原因になるといわれています。

それは果たして正しいのでしょうか?

縮毛矯正が頭皮に与える影響や、抜け毛・薄毛を予防するための方法を紹介します。

縮毛矯正で抜け毛が増える3つの原因

縮毛矯正は縮毛、つまり天然パーマを真っすぐストレートにするストレートパーマの一種です。

縮毛矯正が登場する前のストレートパーマは、かけても天然パーマが全く真っすぐにならず、すぐに元通りに戻ってしまいました。

それが縮毛矯正ではそんなことにはならず、ずっと直毛状態をキープすることができるということで、あっという間に普及しました。

 

そもそも、天然パーマは髪の毛が作られる際に髪内部のタンパク質に偏りができてしまうことが原因です。

縮毛矯正は特殊な薬剤で髪内部のたんぱく質を一度壊して、アイロンで真っすぐに矯正するという方法でストレートにします。

髪の毛内部のたんぱく質の構造を変えるため、真っすぐのまま元に戻らないんですね。

 

縮毛矯正を行う場合は、まず特殊な薬剤を髪の毛に塗布して、数十分置くという工程が必ずあります。

ここで使う特殊な薬剤、これがかなり強い薬で薄毛の原因になるかもしれないと言われています。

この薬剤によって髪の毛が細くなったり、頭皮のダメージになると言われています。

 

さらにその後に髪の毛を矯正するために行うヘアアイロン、これも毛根へのダメージになり、抜け毛を増やす可能性があります。

 

最後にもうひとつ、縮毛矯正をかけると髪の毛が真っすぐになり、髪全体のボリューム感がなくなります。

枝毛や切れ毛が増える場合もあり、これが見た目が薄くなったように感じる原因になります。

①縮毛矯正で使われる特殊な薬剤

②ヘアアイロンの熱によるダメージ

③髪全体のボリュームダウン

この3つが縮毛矯正で抜け毛が増える原因として考えられます。

縮毛矯正で薄毛にならないための方法

縮毛矯正で薄毛になったり、抜け毛が増えるのを防ぐための方法はシンプルです。

つまり、縮毛矯正を上手な美容師さんにお願いするってこと。

 

腕のある美容師さんなら、薬剤をなるべく頭皮につかないようにやってくれます。(完全につかなくするのは無理です)

下手な美容師さんだと、ベタベタと生え際や頭皮に薬剤をつけられてしまうでしょう。

そもそも縮毛矯正で使われる薬剤が抜け毛や薄毛を引き起こす根拠はありませんが、なるべくならつかない方がいいですね。

 

ヘアアイロンについても、上手な美容師さんなら頭皮にダメージを与えることなくしっかりと施術してくれます。

下手な美容師さんは、熱くなったヘアアイロンを直接頭皮に触れさせてしまったり、毛根の近くの髪の毛に長時間使い続けたりします。

熱によるダメージは直接的に抜け毛の原因になるので、下手な美容師さんには気をつけましょう。

 

縮毛矯正後のボリュームダウンについても、腕の良い美容師さんならしっかりと対応してくれます。

完全に真っすぐにしないでクセを少し残してくれたり、部分的に縮毛矯正をして自然なクセを生かした髪型にしてくれたり。

いろんなテクニックで、不自然に真っすぐになってしまう髪型をケアしてくれるでしょう。

 

とはいっても、やっぱり美容師さんの腕は実際に受けてみないとわからないもの。

縮毛矯正を積極的に行っている美容室に行ってみたりして、自分のことをしっかりと考えてくれる信頼できる美容師さんを見つけましょう!

 

もうひとつ、縮毛矯正で薄毛にならないための方法は「縮毛矯正をかける頻度を下げる」ってこと。

3か月に1度ほど縮毛矯正をかけるのが一般的かもしれませんが、それを4カ月に1度にするとか、5か月に1度にする。

そして縮毛矯正がなくなりかけてクセが出てきたら、それを利用した髪型を楽しむ。

そんなことができれば最高ですね。

縮毛矯正で薄毛になってしまった場合の対策

では次に、実際に縮毛矯正をかけて抜け毛が増えてしまった場合の対策を紹介します。

といってもこちらもシンプルで、「縮毛矯正をかけるのを止める」のが大切です。

薄毛は遺伝的な要素や、体内のホルモンバランスがくずれたり、ストレスや栄養不足が原因で発症します。

特に多くの薄毛男性が悩んでいる「遺伝が原因の薄毛」は、専門の育毛クリニックで薄毛治療の内服薬を使わないと改善が難しいとされています。

ですが、縮毛矯正が原因の薄毛は、それらの薄毛とは根本的に違います。

 

毛根が熱や薬剤によってダメージを受けたとしても、それは一時的なもの。

縮毛矯正をやめれば、ダメージも回復して今まで通り髪の毛は生えてくるでしょう。

もし構わずに縮毛矯正を続けていた場合、頭皮へのダメージが蓄積されて改善が難しくなるかもしれません。「薄くなってきたかな」と思ったら、すぐに縮毛矯正を止めて、しばらく様子を見るのが大切ですね。

その間も、健康的な生活を心がけ、育毛剤を使ったり、頭皮を清潔に保ちましょう。

縮毛矯正が原因の薄毛は、縮毛矯正をやめれば改善します。

縮毛矯正を10年以上続けていますが…

私はクセ毛が強く、10年以上縮毛矯正を続けています。

頻度は1年で2~3回ほどです。

 

ですが、縮毛矯正のせいで薄毛になったという感覚はありませんし、髪の毛が痛んだという感覚もありません。

縮毛矯正の技術も10年前と比べてかなり上がってきているし、現在は縮毛矯正ひとつとってもいろんな方法が開発されています。

使う薬剤についても、頭皮への影響は改善されているのかもしれません。

 

昔は薬剤を塗った後に髪の毛全体を”UFOみたいな機械”で温める必要があったりしました。

これが一部分だけすごく熱くなったりして、頭皮へのダメージがスゴイ!

ですが最近は薬剤を塗った後に、サラッとヘアアイロンをして終わり。

昔よりも頭皮へのダメージは軽減されていますし、時間も短縮されているし、しかも仕上がりも不自然ではなくなっています。

 

大切なのでもう一度言いますが、縮毛矯正をする際に気を付けるポイントは美容師さんのテクニックです。

縮毛矯正をやってみて、施術料に頭皮が熱かったり、どうにも仕上がりが気に入らなかったら、次は別の美容室に行ってみましょう。

縮毛矯正と薄毛の関係まとめ

基本的に、縮毛矯正が薄毛の原因になることはありません。

確かに使用する薬剤は頭皮に悪影響を及ぼす可能性はありますが、上手な美容師さんならば頭皮につかないようにやってくれると思います。

ただ、縮毛矯正を続ける事で頭皮へのダメージが蓄積されている可能性もあるので、もし気になるようであればマッサージや頭皮に良いシャンプーを使うなどをしてケアしてあげるといいでしょうね。

 

そしてもし、実際に縮毛矯正後に抜け毛が増えた場合は、それ以上縮毛矯正を行うのを控えた方が良さそうです。

縮毛矯正は頭皮や髪の毛そのものにある程度ダメージを与えてしまいますし、それはしかたないこと。

それを踏まえたうえで、縮毛矯正を上手に利用しましょう。

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