ハゲの雑学

ストレスでハゲる理由とは?精神的な影響が身体症状として発現する原因は交感神経あった!

2015年10月6日

ストレスが抜け毛の原因!

人間関係のストレスや、職場や学校でのストレス、家族や友人からのストレスに、金銭事情のストレス。

私たちは様々なストレスに晒されて生きているといっていいでしょう。

 

「過剰なストレスでハゲる」とは昔からよく言われています。

 

でも、ストレスでハゲるのなら、日本人全員がハゲてもよさそうなもの。

それによく考えると、精神的なストレスが肉体に影響を及ぼすってとても不思議だと思いませんか?

 

今回は精神的ストレスが身体に及ぼす影響とその原因、薄毛との関係について説明します。

精神的ストレスの肉体的影響

考えている事が身体にも影響を与えるって、すこし不思議な気がします。

まさに思考が現実化する。

ですがこれは、日常生活の中で誰しもが経験している事だと思います。

 

たとえば、みんなの前で発言するときに緊張のあまりお腹が痛くなったり、好きな人の前でドキドキして汗をかいたり。

これらは精神的ストレスが身体に影響を及ぼした一例です。

 

「仲のいい友達に悪口を言われた」

「長く飼っていたペットが死んでしまった」

「引っ越しや転職で環境が激変した」

「将来ハゲるかもしれないと不安でしょうがない」

 

精神的ストレス自体は多かれ少なかれ、日々の生活の中で受けているものです。

ですが、上記のような強烈でネガティブな精神的ストレスが長く続くと、身体の方にも悪影響が出てきます。

 

では、どのような仕組みで身体に影響が及ぶのでしょうか?

ストレスで交感神経が刺激される

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

身体を活発化するのが交感神経、逆に落ち着かせるのが副交感神経になります。

 

ストレスを受けつづけると、交感神経が刺激されます。

これによってドキドキしたり、汗をかいたりするんですね。

 

交感神経は活動を司っています。

大昔の人間は危険に晒されると戦うか逃げるか、どちらかの選択をしなければいけませんでした。

どちらにせよ、迅速に体を動かす必要があります。

危険(ストレス)を感じるとドキドキするのは、身体中の血流を活発化して、いつでもすぐに動けるように体が準備しているためと考えられています。

 

ここに大きな薄毛の原因が隠されています。

 

臨戦態勢をとるために身体中の血流が活発化する。

だとしたら、頭皮の血行も良くなって育毛に良いんじゃない?と思いますが、実は全くの逆。

交感神経が刺激されて血流が良くなるのは心臓や骨、四肢を動かすのに大事な大きく太い血管だけなんです。

内臓や頭皮の毛母細胞を巡る毛細血管は収縮して、逆に血行が悪くなってしまう。

毛細血管の血流が悪くなれば、毛母細胞に栄養が届かずに薄毛の原因になってしまいます。

ストレスは頭皮の毛細血管の血流を悪化させるため、薄毛の原因になるんですね。

ストレスを受け続けると自律神経のバランスが崩れる

激しいストレスに晒され続けていると、常に交感神経が刺激されてしまい、落ち着きを促す副交感神経が上手く働かなくなります。

これが「自律神経の乱れ」を引き起こす原因になります。

 

自律神経のバランスが崩れると、身体に様々な悪影響を及ぼします。

  • うつ病になったり、精神的に不安定になる
  • 肩こりや冷え性の原因になる
  • 頭痛や倦怠感がある
  • 胃腸の働きが悪くなる
  • 不眠症や過眠症になる
  • 注意力散漫になる

ストレスを感じ続けていると、血流の悪化によって薄毛や抜け毛のリスクが上がりますが、それ以外にもいろんな悪影響を及ぼすのです。

胃腸の働きが悪くなれば、食べた影響がしっかりと消化吸収されずに、健康な髪の毛が育たないかもしれません。

不眠症になれば、睡眠中に分泌される成長ホルモンが不足して、抜け毛が増えてしまうかも。

 

自律神経の乱れは、いろんないみで薄毛の要因になるのです。

ストレスを解消して抜け毛を予防する方法

ストレス解消で育毛

ストレスによって交感神経が優位になるのが、抜け毛を増やす一番の原因!

そんな自律神経の乱れを整えるには、副交感神経を優位にする生活をするのが大事です。

  • 入浴剤を入れたお風呂にゆっくりと入る。
  • 軽い運動をする。
  • 規則正しい生活を心がける。
  • マッサージを受ける
  • 映画や漫画などの趣味を楽しむ
  • ホットミルクやココアを飲んでホッとする。

こういった、ゆったりのんびりな生活をすることで、副交感神経が活発になっていきます。

 

一番大事なのは身体を休める事です。

精神状態と身体は密接につながっています。

もしストレスを感じているとしたら、ゆっくりと休憩して身体を休める事が大事ですね。

ストレスの原因を取り除くことはもちろん大事ですが、それが難しいようなら、こういった対処法で副交感神経を優位にして、上手にストレスを解消しましょう!!

 

次に科学的に根拠のあるストレス解消法を紹介します。

例えばテレビゲーム。

やっていると楽しいですし、ストレス解消になる気がしますが、プレイしていて逆にイライラしたり、ストレスが溜まったこともあるのではないでしょうか?

このようにやっていてストレスが溜まるものは、ストレス解消の方法として適していません。

 

では、どんなストレス解消法がオススメなのか?

 

アメリカの研究で判明した、体内のストレスホルモンを軽減させる作用のあるストレス解消法はこちらです。

  • 軽い運動やエクササイズ
  • 教会に行く
  • 読書をする
  • 音楽を聴く
  • 家族や友人とすごす
  • 瞑想やヨガを行う
  • マッサージを受ける
  • クリエイティブな趣味

「教会に行く」なんてのが入っているのがアメリカ的ですが、無神論者が多い日本人には向いていないかもしれません。

オススメは外を軽く散歩すること。

身体をリズミカルに動かす軽い運動は、うつ病の改善にも効果があることで知られています。

ただ散歩するだけで、ストレスが軽減され、気分もスッキリするでしょう。

 

「通勤の時に駅まで歩いているから」

なんてのはダメ!

 

しっかりとリラックスして、できれば公園や森の中を、心を空っぽにして、10分~30分くらい歩く。

そうすれば、ストレスが原因の薄毛をしっかりと予防できるのではないでしょうか。

ストレスと育毛の関係まとめ

ストレスを感じ続けていると、交感神経が活発になって、末梢血管の血流が悪化します。

これが薄毛の原因になるんですね。

休みの日にはどこかに遊びに行くのもストレス解消になりますが、ゆったりのんびりと休む事も副交感神経を優位にするので大事です。

 

ストレスのない生活を送ることは難しいと思います。副交感神経を優位にする生活を送って、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

そしてもし、強いストレスをどうにかしたいのだとしたら、ちゃんと「科学的に根拠のあるストレス解消法」を行うのが大切。

 

近所の散歩コースを歩く。

友達と美味しいお店を探して食事に行く。

ヨガ教室に行く。

プラモデルを作る。

そんな風に、今回紹介したストレス解消法を参考にして、自分なりにベストなストレス解消法をやってみるのがいいですね。

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